定年後の田舎暮らし

最近は、団塊世代の定年を数年後に迎え、退職金を資金にして田舎へ移住し、老後を楽しもうと思う方が増えているといわれます。

確かに、スローライフとかナチュラルライフという言葉を耳にします。

定年を迎えたら自然に囲まれてゆったり暮らしたい、と考えるて定年後の田舎暮らしを検討している人が増えてきたようです。

例えば

森林でログハウスを建てて趣味の陶芸などをしながら生活している光景を思い浮かべると、そのような生活に憧れてしまいます。

しかし田舎にも色々あり、農村地・山林・森林・海辺・温泉地・別荘地など様々で、それぞれに生活様式も異なるものです。

重要なことは、定年後の田舎暮らしの目的です。

農業を本格的に営むのか、家庭菜園を楽しむのか、のんびり釣りなどをして楽しむのか、陶芸などの趣味に没頭するのか、あるいは民宿などを営むのか、その目的を明確にしておく必要があります。

また、貯蓄や年金など、金銭的な裏づけを明確にしておかなければなりません。

田舎で本業を見つけようとしても困難ですから。

農業に興味のある人でも、定年後に新しく農業に従事するいわゆる「定年帰農」ではハードルが高く、むしろ農を楽しむ「楽農」がベストといわれています。

ところで、団塊世代の定年後の田舎暮らしは、ある程度便利性があり近郊に田園風景のある場所を選ぶほうが良いという意見もあります。

というのは、定年後に田舎暮らしが出来る人は、田舎が好きということに加えて、濃密な隣人関係を好むという性格も条件の一つにあげられるからです。