宮城県の田舎暮らし

宮城県の田舎暮らしをしてみたいということは、宮城県の魅力は、十分ご承知だとおもいます。
しかし、実際に宮城県で暮らすとなると予想していなかったことがあるかもしれません。
県民性は単なる統計、平均的なものですので、全ての宮城県の方がそのような方とは限りません。
しかし、昔ながら、その土地固有の風土・文化などが生まれ育った地域の独特の気質、行動パターンなどに影響を与えていることは、容易に想像できます。
ここでは、宮城県の県民性にスポットを当てながら、宮城県の田舎ぐらしがどのようなものであるか見ていきましょう。
宮城県でもっとも有名な都市といえば県庁所在地、仙台。
仙台の歴史をさかのぼると、行き着く左記は、独眼竜と呼ばれた伊達政宗ですね。
戦国時代に活躍した伊達政宗は、ここ仙台で、着々と基盤を整え築城10年余りで人口4万人の当時としては最大級の都市を築きました。
仙台市民と接するときのコツを一つ。
この気質が酒の消費量にも反映されているのではないでしょうか？ちなみに、宮城県のウィスキーの一人当たりの消費量は全国1位です。
ニッカウィスキーの工場の住所は、仙台市青葉区ニッカ1番地と町名にまでなっています。
内面的には、強烈な上昇志向はあまり見られないもののねばり強さがあるといわれ、文化性、普遍性のある事業については強みを発揮します。
かといって、粘っこいわけでもなく、合理的にマイペースでゆったり暮す。
そんな県民性です。
宮城県は、東北地方の中では、雪が少なく冬の寒さもさほど厳しくありません。
また、日照時間も長いため、農作物も豊かです。
おいしいものが多いというのも、宮城県の特徴です。
お米ではササニシキやひとめぼれ水産物ではカツオやサンマ、マグロ、牡蠣、フカヒレ、ホヤなどが有名です。
フカヒレ水揚げ量は全国1位です。
これは、暖流と還流が衝突する金華山沖が大きな漁場となっており、世界の三大漁場のひとつといわれるほどです。
その他、高級和牛の仙台牛、イチゴや梨などの果物、そして仙台の伝統野菜の山菜なども有名です。
一方、美味しさで定評があるのが宮城の地米100％の純米酒です。
都市に目を向けてみると東北一の都会といわれる仙台ですね。
建ち並ぶ大きなビジネスビルから、そこを行き交う人々のファッションまで、東京と少しもかわらないといった感じです。
しかし、屋台はとても少ないです。
終戦直後には500軒もあった屋台が、現在は5軒しか残ってないといいます。
知らないもの同士が肩寄せ合って、その場の雰囲気を楽しむのが不得手という宮城県人の性格が反映されているのかもしれませんね。