秋田県の田舎暮らし

秋田県の田舎暮らしをしてみたいということは、秋田県の魅力は、十分ご承知だとおもいます。
しかし、実際に秋田県で暮らすとなると予想していなかったことがあるかもしれません。
特に訪れることだけでわかりにくいのが、秋田に住むようになれば避けられない近所づきあい。
そのため、秋田県の県民性を事前に知っておくことも必要でしょう。
県民性は単なる統計、平均的なものですので、全ての秋田県の方がそのような方とは限りません。
しかし、昔ながら、その土地固有の風土・文化などが生まれ育った地域の独特の気質、行動パターンなどに影響を与えていることは、容易に想像できます。
ここでは、秋田県の県民性にスポットを当てながら、秋田県の田舎ぐらしがどのようなものであるか見ていきましょう。
秋田県には、「着倒れ・食い倒れ・呑み倒れ・住み倒れ」という言葉があります。
初めて聞く言葉もあるとは思いますが、着倒れといえば京都、食い倒れといえば大阪、これなら知っている人もいると思います。
秋田はその両方プラスアルファ。
秋田の名物といえば、きりたんぽ、だまこもち、しょっつるなどの鍋物です。
また、住宅の一戸建て率は全国１位で、住宅全体の82％を占める植われており、持ち家率も高いものとなっています。
一方で、貯蓄は苦手なようで貯蓄現在高は全国で45位となっています。
衣食住に金を惜しまないという秋田県人の気質が垣間見えますね。
流行にも敏感で最新のファッションを好みます。
そして、秋田美人という言葉に代表されるように、色白の透き通った肌をした女性が多いといわれています。
おしゃれな人が多いのか、人口あたりの理容・美容所数が全国1位です。
全国平均の約2倍もあり、2位の山形県との差は大きなものとなっています。
秋田県は自然が豊かなことでも知られています。
秋田県は白神山地をはじめ、十和田・八幡平などの4つの国立・国定公園があります。
特に、白神山地では、世界最大級の原生的なブナの自然林が残されており、多種多様な植物群落が見られます。
このため、ブナ林を基盤とする豊かな動植物群が生息しており、多様な生態系が形成されています。
この地域は、世界遺産に登録されています。
また、この大自然に加えて、温泉郷も秋田県の魅力の一つです。
県内には、３１２ヶ所に及ぶ温泉群があり、それぞれが個性ある温泉となっています。
有名どころでは、奥入瀬渓流の十和田湖温泉、白神山地と日本海にも臨む白神温泉、なまはげのふるさと男鹿温泉、山中に一軒宿が点在する乳頭温泉などがよく知られています。
また、秋田の城下町に住んでみたいとおもわれている方もいらっしゃるかもしれませんね。
「みちのくの小京都」と呼ばれる仙北市角館町は、横手盆地北部に位置し、約380年前、雄物川支流の玉川と檜木内川の合流点につくられた城下町です。
深い木立と重厚な屋敷構えが、今もなお城下町建設時の面影を残しています。