岩手県の田舎暮らし

岩手県の田舎暮らしをしてみたいということは、岩手県の魅力は、十分ご承知だとおもいます。
しかし、実際に岩手県で暮らすとなると予想していなかったことがあるかもしれません。
県民性は単なる統計、平均的なものですので、全ての岩手県の方がそのような方とは限りません。
しかし、昔ながら、その土地固有の風土・文化などが生まれ育った地域の独特の気質、行動パターンなどに影響を与えていることは、容易に想像できます。
ここでは、岩手県の県民性にスポットを当てながら、岩手県の田舎ぐらしがどのようなものであるか見ていきましょう。
岩手県人に限らずの真面目な気質は北東北３県に共通しているものです。
素朴で真面目な努力家、おとなしく粘り強く頑固者、要領が多少悪くても沈着冷静に事を為しとげるといった、愚直さが特徴と言われています。
国土面積の約4％を占めています。
その他、りんどうの生産量が1位、ワカメの生産量1位と農業が盛んなことをうかがわせます。
また、県立病院の数が1位であり、住むには適しているといえます。
意外なことに、豆腐の年間購入量が1世帯あたり約105丁で１位です。
岩手の郷土料理は二派に分かれているらしく、太平洋に接する東側と、奥羽山系の西側という地形、歴史的に南は仙台藩、北は盛岡藩に支配されていたという背景が、食文化の地域差にも表れています。
日常の食事は、バリエーションに富み、麦飯、ひえ飯、あわ飯、かて飯、三穀飯など、季節ごとに素材を変えた料理が食膳にのぼります。
県北部はひえ、そば、小麦、大豆といった雑穀をを中心にした食文化です。
これは、米の生産が少なく、主食を雑穀にゆだねざるを得なかったこの地方の特徴です。
そのため、国内の雑穀生産は岩手県が一番で、中でも「ひえ」は8割を占めているます。
一方、県の南部は米を中心とした「もち文化」。
北上川下流域に豊かな稲作地帯が広がっていますので、米を中心とした食べ物が多いのが特徴となっています。
こちらの地域では、もち料理では日本一といわれ、ずんだもち、ふすべもち、くるみもちなど20種にあまる料理を生み出しています。
田舎暮らしをしようとしている地域で、食文化もかわってくると思いますので、慎重に選びたいですね。