岐阜県の田舎暮らし

田舎暮らしのネックはなんでしょうか。
それは仕事。
つまり、お金を稼ぐ手段です。
どれほど田舎暮らしにあこがれても食べていけないのでは、楽しい暮らしも長く続きません。
岐阜県は、日本の真ん中に位置する県といわれます。
日本の、人口重心があるそうです。
古くからものづくりが盛んな土地柄で、工業が中心産業となっています。
IT・ハイテク産業の育成や企業誘致など、新産業の創出・育成に力をいれているのです。
さて、岐阜県は日本の中心といいましたが、住んでいる人々の気質も気になるところです。
山国であり、農産物にも恵まれなかったことからコツコツとした勤勉さが培われたようです。
一方の美濃地方に住む人々は、自主独立の精神が高い。
作物が豊かに実る地域であることから、支配権を奪い合う戦が絶えなかった。
幾度もの天下分け目の戦場となり、その度に為政者が代わった歴史を持ちます。
そうしたことから、支配者に従わない独立精神の強い気質が芽生えたといわれます。
岐阜県の地形はダイナミックです。
北は海抜3000ｍ級の飛騨地域の山岳から、南は海抜0ｍの美濃地域の木曽三川が流れる濃尾平野まで。
起伏と変化に富んでいます。
県民性の気質が２つに分かれているの、もうなずけますね。
岐阜の田舎といえば、飛騨や白川郷の合掌造りでしょう。
日本の原風景を彷彿とさせますよね。
文化財に指定されているような住宅に住むことはむずかしいのですが、時に本物の合掌造りの家が売り出されることもあります。
古臭い外見に似合わず、リフォーム住みなので、意外に内部は暮らしやすかったりします。
目玉が飛び出るほど高価な建物ですが、本物で田舎暮らしがしたい人には最適と思われます。