三重県の田舎暮らし

三重県は、近畿地方の東部に位置し、太平洋に面した細長い県です。
地形は、伊勢平野をはじめとする平野部をはじめとして、山脈・高地・盆地・低地など多様となっています。
行政的には近畿であったり、中部であったり、都合によって変わります。
これは、歴史的な背景が原因のようです。
江戸時代から明治維新へ歴史の転換期。
廃藩置県よって、伊賀・伊勢・志摩、それに紀伊の東端が三重県となりました。
「伊勢」は今の愛知や岐阜（中部です）と、「伊賀」は現在の滋賀県・京都府・奈良県（近畿です）との関わりが深かったため、三重県は中部と近畿のどちらにも含まれる地域となったわけです。
そんな中、有名なのがシャープの亀山工場。
三重県に限ったことではありませんが、「田舎」といわれる地域は、鉄道の廃止や路線バスの減少などが顕著。
どこに住むにしても、交通事情の悪さを覚悟しなければなりません。
自動車は、必要アイテムなのです。
車は、持っていなくても買えばいいのですが、免許は取得しておかなければいけません。
免許を取ろうにも、それなりに大きな町でないと、自動車の教習所さえありません。
田舎暮らしでは、仕事場への通勤はもちろんのこと、ちょっとした買い物や、病院・役場・学校などどこへ行くにも、距離があります。
どこに行くにも車が必要なのです。
場合によっては、ゴミ出しにさえ車がいります。
三重県は、インターネットにも力を注いでいます。
ケーブルテレビによるブロードバンドネットワークを、最も早く県内全ての市町村に普及させたのは三重県でした。
インターネットを活用しつつ、田舎暮らしを楽しむ。
これぞ、現代のパラダイスといえるかもしれません。