京都府の田舎暮らし

京都府の田舎暮らしについて、お話しします。
京都府の田舎暮らしの話に入る前に、田舎について考えてみたいと思います。
都会で暮らしている人が、畑に出て土に触れ、自分で食べる野菜は自分で作るという日々は送れませんね。
そもそも畑がありませんね。
高層ビルが立ち並ぶ街が都会というのなら、私は周りは田んぼと畑で囲まれた田舎に住んでいます。
京都市内を賀茂川、桂川、賀茂川が流れ、京都盆地には琵琶湖に相当する地下水があると言われています。
また京野菜と名前がつく京都ならではの野菜があります。
現在、現存の野菜３６種類、絶滅した野菜２種類、準じる野菜３種類、合計４１種類が認定されているそうです。
先日、京都の食材のみを使った料理を出してくれるお店に伺ったのですが、京ナスの浅漬け、じゅんさいと甘露生姜、万願寺とうがらしの揚げ浸しなど、京野菜をいただきました。
ほかにも、えびいもや伏見とうがらし、聖護院大根、賀茂ナスなど京都ならではの野菜があります。
そんな野菜を作って自給自足で生活することを目指して舞鶴市に移住された方もおられるようです。
また町が主催したイベントなどにたまたま参加したことがきっかけで田舎暮らしを始めた方もいらっしゃるようです。
京都府内にも、田舎暮らしをサポートする市町村窓口や支援機関が数多くあり、田舎暮らしを始めようという方に、住まいや地域の情報を知らせてくれます。

滋賀県の田舎暮らし

田舎暮らしが、小さなブームとなっています。
北海道や沖縄などの、有数の観光地が人気のようですが、どちらも、暑さ寒さが極端です。
体が慣れるまで人によっては数年もの月日を要しますので、現在住んでいる気候に近い地域の田舎に暮らすのがベターといえるでしょう。
滋賀県なんかはいかがでしょうか。
日本のほぼ中央に位置する県です。
「琵琶湖を囲んでいる県」といった方がわかりやすいでしょう。
県の６分の１が琵琶湖ですからね。
人口増加は都会の一人勝ちのようにいわれますが、滋賀県は数少ない増加県の一つ。
将来推計人口」が増加すると見られる、数少ない県なのです。
さて、「田舎暮らし」という言葉の表すイメージには個人差があります。
「どこまでの田舎」での暮らしを望むのかということです。
完全に文明からシャットアウトされた環境なのか。
ほどほどの人々が住む「村」を望むのか。
田舎にある「ベッドタウン」に住みたいのか。
田舎といっても、環境はさまざまです。
自分の年齢や体力・できることとできないことを見極めて、「やりたいこと」との擦りあわせをするのです。
田舎暮らしに向いている不動産は、たくさんあります。
しかし、住み心地だけで、家を選んでしまうのは考え物でしょう。
住居とは、周囲の環境をも含めたものです。
住んでしまってからでは、後戻りできません。
自分の田舎で暮らす意思と生活のイメージを今一度確認してから、田舎にいきましょう。

三重県の田舎暮らし

三重県は、近畿地方の東部に位置し、太平洋に面した細長い県です。
地形は、伊勢平野をはじめとする平野部をはじめとして、山脈・高地・盆地・低地など多様となっています。
行政的には近畿であったり、中部であったり、都合によって変わります。
これは、歴史的な背景が原因のようです。
江戸時代から明治維新へ歴史の転換期。
廃藩置県よって、伊賀・伊勢・志摩、それに紀伊の東端が三重県となりました。
「伊勢」は今の愛知や岐阜（中部です）と、「伊賀」は現在の滋賀県・京都府・奈良県（近畿です）との関わりが深かったため、三重県は中部と近畿のどちらにも含まれる地域となったわけです。
そんな中、有名なのがシャープの亀山工場。
三重県に限ったことではありませんが、「田舎」といわれる地域は、鉄道の廃止や路線バスの減少などが顕著。
どこに住むにしても、交通事情の悪さを覚悟しなければなりません。
自動車は、必要アイテムなのです。
車は、持っていなくても買えばいいのですが、免許は取得しておかなければいけません。
免許を取ろうにも、それなりに大きな町でないと、自動車の教習所さえありません。
田舎暮らしでは、仕事場への通勤はもちろんのこと、ちょっとした買い物や、病院・役場・学校などどこへ行くにも、距離があります。
どこに行くにも車が必要なのです。
場合によっては、ゴミ出しにさえ車がいります。
三重県は、インターネットにも力を注いでいます。
ケーブルテレビによるブロードバンドネットワークを、最も早く県内全ての市町村に普及させたのは三重県でした。
インターネットを活用しつつ、田舎暮らしを楽しむ。
これぞ、現代のパラダイスといえるかもしれません。